野洲市
リアルボイスマガジン vol.02│性能もデザインもこだわりの住まい
高気密高断熱を叶えてエアコン1台で快適な暮らし
注文住宅を建てるにあたり、土地から探していたN様。ローコスト建築を予定していた為、ハウスメーカーは考えてなく、弊社グループ会社のCENTURY21 sublime不動産販売にご来店。現在の野洲市の土地に決めて、家づくりがスタートすると「やりたいこと・予算・出来ること・出来ないこと」のバランスをアドバイザーやコーディネーター、現場監督と相談をして念願の注文住宅を進めていった。
高気密高断熱を叶えてエアコン1台で快適な暮らし
注文住宅を建てるにあたり、土地から探していたN様。ローコスト建築を予定していた為、ハウスメーカーは考えてなく、弊社グループ会社のCENTURY21 sublime不動産販売にご来店。現在の野洲市の土地に決めて、家づくりがスタートすると「やりたいこと・予算・出来ること・出来ないこと」のバランスをアドバイザーやコーディネーター、現場監督と相談をして念願の注文住宅を進めていった。
お施主様のこだわり-性能
はじめはコスト重視だったN様。YouTubeやインスタグラムのルームツアーなどで情報収集を重ね「高気密高断熱」を重視する様に。ご希望の性能の中で出来ること、できないことをプランニングし組み込んだ。最終的にC値は0.24㎠/㎡「気密検査で0.24が出たときは現場監督さんとちょっとしたお祭り騒ぎでした」と旦那様。最終的な気密検査結果はUA=0.39、C=0.24、HEAT20 G1(断熱等級6)でした。 耐震等級は3相当。地震にも備える住まいです。
お施主様のこだわり-高気密高断熱の為に
N様が高気密高断熱の為にオプションにて変更をした項目です。
壁 …アクアフォームNEO
屋根…アクアフォームLITE
床 …ネオマフォーム
窓 …APW330樹脂ペア、南面のみ断熱ガラス
浴室…スタイロフォーム基礎全面
玄関…スタイロフォーム立上りのみ
ドア…イノベストD50
太陽光発電と高気密高断熱
5.35kWの太陽光パネルを搭載のN様邸。新築後、日中もほぼ自宅で過ごしているが、発電した電気でまかない、充電ができているそうだ。家じゅうの空調はエアコン1台で家族で快適に過ごしている。N様のこだわり「高気密高断熱」の恩恵がここにも現れている。
外構撮影後、N様がうれしそうに「キッチンの換気扇を回すと玄関が開かないんです」と教えてくれくれたのは、気密性能の弊害。弊害と言うと悪いイメージだが、N様にとって今回の件は嬉しい悲鳴。こだわり続けた気密性能が良すぎて内外の気圧差が大きすぎるのだ。N様と作り上げた自慢の家、スタッフも「開かなーい!」と動画を撮らせていただき、こんなにも気密性の高いいえづくりが出来ましたと社内共有をさせて頂きました。
好きをつめ込んだウッドワンのキッチン
「キッチンが一番のお気に入り」と話す奥様。ウッドワン製のキッチンとカップボードにはこだわりの家電が並ぶ。お気に入りのドイツ製AEG(アーエーゲー)の食洗器は大容量のもの。一度に食器を片付けられるので家事の負担も光熱費も減らせる。 キッチン奥につづくパントリーはアーチ開口と北欧柄のアクセントクロスで眺めるたびに心おどる。広めにとったパントリーのおかげで、ゴミ置き場も表に見えずスッキリとしたキッチンになっている。
家事楽の導線
「玄関⇔ファミリークローゼット⇔洗面⇔キッチン」の家事楽導線。奥様は食事の準備のちょっとした隙間時間に、水回りの家事を。帰宅後は玄関から、コート類を置き、手洗い、LDKへ。思った以上に家事楽導線の使い勝手が良く、玄関から直接LDKへ抜けるリビングドアの使用頻度が低いそうだ。 洗面もウッドワンで統一。洗面台と可動棚のパイン材は飴色に経変変化を楽しめる。
玄関の上框はブラック。厚さがないのでより洗練された空間に。
ホワイトな家にダークカラーの書斎でメリハリを
旦那様がインテリアをチョイスした書斎は、他の生活空間とカラーリングを変え使う人の意識を生活と書斎で切り替える。オーセンティックなムードを漂わせるダークトーンの落ち着いた壁紙にしつつ、縦に長いスリット窓を設けることで陰影を美しく伸ばす。
ハーフDIYで「愛着のある住まい」へ
キッチンカウンターと玄関ホールの壁は、下地の準備までを職人が行い、ご夫婦でウォールペイントをした。(アドバイザー&コーディネーターもご一緒させて頂きました!)「住んでからも愛着が湧きます。塗りむらがあってもOK。少しくらい傷がついてしまっても自分たちで塗りなおしも出来る安心感もあります」と奥様。
今回DIYに使用したPORTER'S PAINTS。缶を置いてあってもおしゃれなのも嬉しい。
・細かい大理石が含まれた「STONE PAINT FINE」
・目の粗い石英が含まれた「STONE PAINT COARSE」
・下地材の「LIME PROOF UNDERCOAT SEALER」
抜け感がきもちの良い吹抜けリビング
吹抜けの窓からそそぐ光の柔らかさ。リビングは勾配天井に木目調のアクセントシーリング。気密性能にこだわったおかげで、大きな吹抜けをつくってもエアコン1台で過ごしやすい。空気を循環させるシーリングファンや建具はブラックを選び白い空間を引き締めている。 構造上必要な柱はあえて見せる事で、大黒柱の様に住まいを支えるアクセントに。壁でふさがないことで、ダイニングにも優しく光を届ける。
階段ホールの図書館
吹抜けの階段ホールには小さなスペースを確保。今は本棚を置き読書スペースに活用している。これから家族の成長と共に、お子様の学習スペースや趣味、書斎など多目的に姿を変えることが出来るスペースだ。
細部までこだわりを
インスタグラムなどのルームツアーで情報収集をして、細部までこだわりをつめ込んだN様。トイレはタンクレスにした他、パイプスペースの隙間を生かした収納スペースを造作。見せる収納でトイレもきれいに保つ。
住んでみて感じること
まず初めに、「家が好き」とご夫婦ともに笑顔でご返答を頂きました。 「コンパクトにまとめた住まいは、適度な明るさを確保しつつ眩しすぎず、気密性を高めたおかげで周囲の音が聴こえにくく洞窟の様な篭り感があり、すごしやすいです。逆に小さな音が気になってしまうくらいです。」と奥様。「どこにいてもお気に入りの空間。実は掃除が嫌いだったけれど、好きになった。」と嬉しいお言葉も。一つ一つ選んだ愛着のある住まい。「これからが楽しみです。」 「はじめはコスト重視でしたが、住んでみると性能にこだわって良かった」と旦那様。ご自身でこだわりぬいた住まいにご満足頂いている様でした。
もっとこうしていたらな…
「ZEH、長期優良住宅、耐震等級などの認定を取っておけば補助金など使えるものが他にあったかもしれない」と旦那様。また、家づくりを進めつつ、勉強も同時進行していたため、あんなこともしたかったなと想いは募るようでした。
N様からみたスタッフについて
週に2度は現場に訪れていたというN様。現場監督との密なコミュニケーションも良い家づくりのポイントだったと振り返ります。また、コーディネーターに対しては「どんな些細な事、私たちが聞いたことを忘れていた事も、次回きちんと回答をしてくれた。」と評価を頂けた。一方で現場で「スムーズに運ぶためには設計が大切」と厳しいお言葉も頂きました。(写真はコーディネーターとN様)
打合せが進む中で難しい事もありましが、完成した家は高気密高断熱のとっても素敵な家!
家づくりにとても真面目に・真剣に取り組むN様の「想いに精一杯応えたい!」という一心でした。建築中に、N様・私・アドバイザー(営業)・現場監督でポーターズペイントを塗ったのは、良い想い出です。みんなが協力して♡家をつくる。この仕事が出来る使命感を忘れてはいけないと、改めて強く思ったN様との家づくりでした。
これからも引き続き「想いをカタチに」みなさまに寄り添っていきたいと思います。
コーディネーター 小嶋
デザインにも性能にも、一つ一つにこだわりと想いを込められていたN様。「家が好き」をお会いした時の表情から感じられる、ご夫婦の家づくりでした。ご入居・ご出産間もないお忙しい時期に、インタビューのご協力ありがとうございました。
2022.06.25
【気密検査 C値について】
C値とは、家の延床面積に対する「隙間面積」の割合を示す数値で、床面積1m2当たりどれ位(何cm2)の隙間が有るかを表現した数値です。
C値(㎠/㎡)=家全体の隙間の合計(㎠)÷延べ床面積(㎡)
この値がゼロに近いほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。